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山行日 | 平成18年11月5日(日) | |
天 候 | 晴れ | |
人 数 | 1人 | |
行 程 | 駒ケ岳ロープーウェイ千畳敷駅→宝剣山荘→宝剣岳 | |
アクセス | 中央自動車道駒ヶ根ICより駒ケ岳方面へ5分 菅の台駐車場へ駐車 菅の台〜しらび平(バス) 片道800円 30分 しらび平〜千畳敷(駒ケ岳ロープーウェイ) 往復2200円 |
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<メモ> 駒ケ岳ロープーウェイ http://www.chuo-alps.com/shi-1.html#toi ・今年は暖かく、尾根上にうっすらと雪が付いている程度。 ・宝剣岳直前のクサリ場は北斜面のため凍結し、注意が必要。 <コースタイム> 千畳敷(10:30)→尾根(11:00)→宝剣岳(11:15) 宝剣岳(12:00)→千畳敷(12:35) |
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千畳敷より紺碧の空をバックに宝剣岳稜線を望む |
晴天率の高い”文化の日”から連日の好天。 こうしてはおれん!と車を走らせて、駒ケ根までやってきた。 日帰りで行ける3000m級の山は限られる。 この日は千畳敷でブラブラとしようと思ってやってきたのだが、ロープーウェイを降りて宝剣岳を仰ぎ見たとき、あまりの近さに驚いてしまった。 手に届くように迫る山稜は、登らずにはおられない。濃い藍色の空に険しい山並みが映え、眺めていると自然と気持が高揚してくる。 草木が枯れ、積雪を待つばかりの山を、私はあまり美しいとは思わない。しかし、荒れた山肌が剥き出しになり、険しさは一層引き立つ。 勢いよく登ること30分、あっと言う間に尾根まで駆け上がり息を整えると、宝剣岳への尾根に取り付いた。 さすがにここまでやってくると、うっすらと雪が付き、足運びも慎重になる。 東側も西側もすっぱり切れ落ちた痩せ尾根を実感しながら登っていくと、傾斜がきつくなり、クサリ場が現れる。 |
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天に向ってそそり立つ奇岩 | 南アルプス甲斐駒ケ岳を望む |
凍てついたクサリに手袋がひっつく | 岩場は凍結し、滑りやすい | 尾根上の積雪 |
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山頂より伊那前岳を望む | |
西側に突き出た岩を超えると、垂直な岩場ををトラバースして山頂直下へ入る。 いつもはあまりクサリを頼らないが、足元が心配なので、しっかりクサリをつかんで少々ビビリながら進んで行く。 さすがにここまでくる登山者は少なく、狭い山頂も独り占めだ。 北に伊那前岳、西に三の沢岳、南に空木岳と宝剣岳から四方に脈々と続く尾根は実に力強い。特に伊那前岳の稜線は歩いたこともあって好きな眺めだ。 コーヒーを沸かして、軽くランチタイム。居眠りをしてしまいそうな陽気の中、至福の時間を過ごした。 極楽平〜空木岳へと続く尾根 → |
千畳敷で買ってきたワッフルで昼食 |
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くつろいでます | さすがに今日は山頂岩に立つのは・・・ | |
途中でやってきた登山者はこれから極楽平へ向うと言う。何でも、初めて通るルートだそうだ。ここから北側はちょっとしたクサリ場があり、基本的には西側を通り下りが多いので、気をつけて下さいね、と声をかけて別れる。 私は往路のクサリ場を慎重に下って、千畳敷まで駆け下りた。 ロープーウェイ登山にしばらくはまりそうだ。 山の麓から沢を遡るように登っていく長距離登山にはストーリーがある。このお手軽登山にはそのストーリーがない分、寂しい気もするが、自然のパワーを得るには充分。 少しだけ元気や自信を取り戻した往路はみんな幸せな顔をしている。(報告者:A) |
伊那前岳への登り | 千畳敷カールを散策 | しらび平の唐松の黄葉 |
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