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今回のテーマは自然の中でくつろぐ いつもはテントを担いでくたくたになるまで山を歩き回っていますが、今回は八ヶ岳の裾野、富士見高原の貸別荘を拠点にのんびりと気の向くまま森の散歩を楽しみました。 |
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日時 | 平成15年6月3日(火)〜5日(木) | |
天候 | 6/3:晴天 6/4:曇り 6/5:晴天 夜は火を焚いていないと寒いです |
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人数 | 二人 | |
行った所 | 6/3:渋温泉⇒高見石⇒白駒池⇒渋温泉 6/4:午前/音楽鑑賞! 午後/八ヶ岳自然園で遊んだ 6/5:ビーナスラインをドライブ 車山湿原周辺を散策 |
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6月3日 渋温泉〜白駒池 コースタイム ◆参考になりそうなこと◆ ・数日間、のんびりと滞在したいという方には、貸別荘の利用価値は高いと 思います。今回利用した貸別荘は1泊\4500/1人(条件により異なります)。 調理器具一式が揃い、自分たちで食材(調味料も)を持ち込めばパーティー さながらです。http://reson.net/(利用した貸別荘の管理会社です) ・山菜情報・・・ ワラビ:道端を見て歩きましたが、見つけられず。 タラの芽:八ヶ岳自然園内に発見しましたが、すでに時遅し・・・。 ウド:車山山頂付近に発見。(採取不可) ・コース内の残雪状況は、高見石小屋付近の日陰に少し残っている程度。 |
渋温泉〜白駒池 久しぶりの北八ヶ岳を歩く | ||||
このルートは以前、残雪時に下山ルートとして利用した。あの時は、足が雪に埋もれ本当に苦労したよね〜とクタクタになった思い出を語りながら、気持ちのよい小道を歩いていく。小さな沢を数回渡りながら高度を上げていくと、大きな岩がゴロゴロする賽の河原に出る。
缶ビールを買うと、さっそく小屋裏の高見石へ登る。緩やかな稜線はまるで若草色の絨毯の様で、その中にポツリと深い青色の水を湛えた白駒池が、その先にはとんがり帽子の蓼科山が悠々と構えている。 すんなり大岩に登った小泉氏は「岩に慣れてきたな〜」と満足の様子。 今日のお昼はトムヤム風ソーメン。クノールのトムヤムクンの素をお湯に溶かし、乾燥ソーメンを湯がけば出来上がり。酸味と辛味が食欲をそそる。後は、チビリチビリとオールドを口に含む。極楽。 |
高見石の大岩に登って | シラビソ林の木漏れ日が気持ちよい |
白駒池周辺の苔群、乾燥していて寂しい・・・ | 白駒池をバックにトムヤム風ソーメンをすする小泉氏 |
ここから中山峠の方へ足を伸ばそうかとも思ったが、白駒池周辺の湿地帯が見たくなって、北へ足を向ける。国道からほんの10分ほど入っただけで、原生林にひっそりとたたずむ美しい湖に出会えるとあって、ここ白駒池は年々観光地化が進み、以前は危なげに歩いた周遊コースも、とても歩きやすく整備されていた。ありのままの自然を知っているだけに、少々寂しい気もするが、一部の登山者だけでなく、より多くの人が自然に触れる環境を作ることもまた大切なことだと思う。 それよりも驚いたのは、びっしりと木の幹に貼り付いて水の滴を光らせていた苔たちは、いったいどうなってしまったのか・・・。森の妖精がいるのだとしたら、きっとこんな場所に違いない、というような神秘的な美しさを持つこの原生林が、今日はひどく乾燥していて色彩も鮮やかではなく、苔も半減したような・・・。小屋の方に聞いたところ(後日メールで問合せた)、季節的に雨量がなく、梅雨明けの7月ともなれば、水分をたっぷり含み潤いある苔むした森となるようだ。北八ヶ岳の魅力の一つは、あの苔むした原生林、そしてその香り、本当にとっても良い匂いがして何度も何度も深呼吸をしてしまう。 十分な森林浴の後は、温泉浴。我々の好きな温泉(お風呂)は、第一に泉質が良いこと(といっても、温泉博士ではないので、硫黄の臭いが強かったり、貴金属の変色が激しかったりすると”良い”となる)、第二に素朴、簡素で秘湯っぽいこと、第三に清潔であること。ここ渋温泉はその三拍子揃った大好きな温泉である。二つの源泉が湧き出しており、1つは白濁色の冷泉で、小泉氏はこちらが特にお気に入り、二つの温泉を交互に入りながら静かに森の景色を思い浮かべる(そう、この”静か”というのも大事な要素、温泉場でガーッとうるさいジェットバスなどはもっての他)。 北八ヶ岳の森の香り、そして温泉の香り、アロマテラピーの如く癒しの香りだ。 (報告者:A) |
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